パッシブデザイン
まだ8月だというのに梅雨のような天候で残念!
太陽の光が欲しい徳永です。
今回から、野池政宏先生から教えていただいた、パッシブデザインのお話をさせていただきます。
野池政宏先生は、住まいと環境社代表。温熱環境・省エネルギーを踏まえたパッシブデザインの指導で知られています。
パッシブデザインにおいて「何を設計するのか?」と言えば、次の5つの項目になります。
①断熱
②日射遮蔽
③自然風利用
④昼光利用
⑤日射熱利用暖房
ここで重要なのは、これらの5つの設計項目は地域、立地、住まい手という3つの要素によってその内容が異なってくるところです。またこの一部をとらえるのではなく、その全体(パッシブ設計5項目)をしっかりと意識しながら、「地域/立地/住まい手」という要素で決まってくる最難解を導こうとする姿勢が不可欠です。
パッシブデザインは高い質の室内環境を目指す設計手法です。パッシブデザインが対象とするものを明確にしますと、【冬暖かく、夏涼しく、明るさが適切】
となり、【冬暖かく、夏涼しく】は温熱環境 【明るさが適切】は光環境です。パッシブデザインが目指すものは、【質の高い熱環境と光環境の実現】となります。
次回もパッシブデザイン住宅についてお話させていただきます。
お楽しみに!