小屋裏冷房の快適性
こんにちは!徳永和真です。
昨日1か月点検に行って参りました。
小屋裏冷房のお家の住み心地を聞いてみると
全ての部屋が涼しいのはやはりいいので
全館空調にしてよかったと嬉しい声を頂けました!
ただお子様と遊んでいる時は
エアコンの設定温度を
22度まで下げても暑いということで
実際にどれくらいの人が暑いと感じるかを
シミュレーションしてみました。
人が暑さや寒さを適温で感じるかどうかは
専門的な言葉でPMVという指標があります。
PMVは今いる場所の
温度や湿度、放射温度、厚着か薄着や
風速、ソファに座っているか歩いているか等の
活動量の違いによって
今いる環境の快適性を判断する計算になります。
お施主様のお子様と遊んでいる時の
暑いと感じる環境をPMVソフトで
シミュレーションをしてみようとすると
こちらの条件になります。
シミュレーション結果が
PPDが100という数字に
つまり100人中100人が
暑いと感じる環境ですという結果に なりました。
そりゃ暑いと思いますね。
冷房は22度以下は結露の可能性がでてくるので
それよりは下げれないですけど
仮に冷房を20℃設定にしても
PPDは100のままですので
お子様と遊ぶ時は
少し汗をかいて
遊び終えたら扇風機等で
涼んでくださいという
アドバイスになります。
26℃設定でソファに座って
テレビを見ているような環境では
100人中94人は快適に思えると結果ですので
何がここまで変わるかというと
活動量が椅子に座って安静にしている時は1.0
これが子供と遊んでいる時は
厚生労働省が出している資料だと5.0です。
https://www.mhlw.go.jp/shingi/2006/07/dl/s0725-9f-33.pdf
活動量の差でどうしても
暑く感じてしまいますね。
あとは換気量が少し多い計画でしたので
もし洗濯物を室内干しをしていないときは
換気扇を1つ切った方が
冷房の電気代や効率が良くなることを
お伝えさせて頂きました。
ちなみに会社の私の席は
天井に付いているエアコンで
冷風が直接体に当たる席になります。
冷風の風速を測定して
温度と湿度も測定後に
私の環境をPMVソフトに入力すると
計算結果は40.3です。
10人に4人は寒く感じる席で
冷風が直接当たるはやはり寒く感じますね。
エアコンの設定を上げようとすると
宇野さんに1枚服を羽織れと
お叱りを受ける日々です。
人の体感温度は難しいというお話でした。
では、また(^^)/