全館空調の家に3年間住んで分かったデメリット
こんにちは。
朝晩はすっかり涼しくなり、ひんやりした空気が気持ちのいい季節になりました。
10月に入って、日中も急に涼しくなったような気がします。
さて今回は、皆さんも気になるであろう、全館空調のデメリットについて赤裸々に紹介していこうと思います。
全力でおすすめしている全館空調ですが、便利・快適の裏側には当然デメリットもあります。
全館空調マッハシステムの家に3年間住んでいる実体験だからこそ、日々感じているデメリットをご紹介していきますね。
これが困る!全館空調のデメリット3選
1.エアコンをオフにするタイミングが分からない
日中は暑くて冷房を止めたくない、夜間は冷房を入れておくと寒い…。
切実に、いつが冷房のやめ時なのか悩んでいます。
これは、今の時期ならではの悩みです。
ここしばらくはタイマー設定で、夜中の4時間だけ冷房をストップしていました。昨夜はそれでは寒かったので、設定温度を1℃上げて、冷房をストップする時間も増やしてみましたが、どうなることやら。
なぜここまで悩むかというと、部屋の温度調整にとても時間がかかるから。
高気密高断熱の家なので、エアコンを切ったからと言ってすぐに暑くなるわけではありません。ゆっくり時間をかけて温度が変化していきます。
そして、一度部屋の温度が暑くなってしまうと、快適な温度になるまでに時間がかかります。全館空調は、連続運転が基本。そのためついつい悩んでしまうのです。
暑くなったら窓を開ければいいじゃない?と思いますよね。
私は生活音が漏れるのが苦手なので、窓はなるべく開けたくないんです(笑)
心地いい風が入ってくるよう設計されている、パッシブデザイン住宅なので、窓を開ければ解決する問題ではあります。
2.季節感があまり感じられない
我が家は全館空調によって、ほぼ一年中一定の室温を保っています。
そのため、外に出てようやく、涼しくなったとか、今日はまだ暑いなとかが分かります。
「昨日は涼しかったね」などと言われても、外に出た記憶がなければ心の中では「?」です。
家の中では、冬も夏も、半袖で過ごすことができるので、あまり季節を意識していないからです。
一方で、部屋着や寝具なども一年中同じもので大丈夫なので、収納スペースが節約できるのはうれしいメリットですね。
3.熱交換器のフィルターのお手入れが大変
我が家の換気を一手に担っているのが「熱交換器システム」です。
熱交換器システムとは、通常の換気機能に、熱交換器を通じて熱エネルギーのロスを最小限にしたもの。
簡単に言うと、部屋の温度はそのままに、汚れた空気だけを排出して、外の新鮮な空気を取り込んでくれる、スーパー換気システムです。
給排気の際には、給気口の近くにいる虫も一緒に吸い込み、フィルターに蓄積されていきます…。定期的に清掃が必要なのですが、季節によっては大量の虫がフィルターの中にいることも。
また、熱交換器システムは天井に埋め込んでいるので、お手入れのたびに椅子や脚立などを準備しないと届かないというのもちょっとだけ面倒です。
その代わり、窓を開けなくても換気できるので、網戸から虫が入ってこない、窓の開け閉めが要らないという点でものすごく便利です。
まとめ
全館空調マッハシステムの採用が、マイホーム建築の決め手となった我が家。快適でおすすめであることは間違いありませんが、少なからずデメリットもあります。
一番悩むのがエアコンの設定や、オンオフの時期ですね。
温度設定に関しては、暑がりさん・寒がりさんによっても異なってくるので、うまくエアコンと付き合っていくしか方法はありません。
アイホームの全館空調では、エアコンが居室にないことも多いため、エアコンはWi-Fiなどでスマホやスマートスピーカーで操作できると、こまめに調整できるのでおすすめですよ。