制震ダンパーの普及率
こんにちは!徳永和真です。
阪神淡路大震災より28年経ちました。
私が2歳の頃なので全く記憶にはなく
私の中で大地震といえば
東日本大震災のインパクトが強く
当時の夕方のニュースで流れていた
津波の映像の衝撃が残っています。
熊本地震は宮崎で暮らしていた時に
アパートが揺れたので怖かった思いはしましたけど
インパクトの強さは東日本大震災の方です。
構造計算
宮崎県で経験した震度4ですら
揺れが続き怖かった経験があるので
揺れを軽減するための制震ダンパーは
欲しくなりますよね。
ただ制震ダンパーの普及率を昨年
メーカーの担当者に聞いてみたら
全国では10~20%ぐらいとの事で
いろいろな工務店で
材料がゴムや金属、オイルの違いはありますけど
工務店のHPには掲載されていることが多いので
もう少し普及率は高いものかと思ってましたので
聞いた普及率は少し低くて驚きました。
材質の違いについては別の記事にします。
地震にどれだけ耐えれるかの
構造計算による耐震等級3を確保しても
制震ダンパーは必要かという話は多く
構造塾の佐藤先生に質問をすると
日本の家づくりのために
耐震等級3+制震ダンパーで安心な家づくりを
広げていきましょうというご回答を頂きました。
知り合いの設計士でも制震ダンパーは
付けたことがないと話す人もいたり
100点の構造を120点にするために必要とか
制震ダンパーがなかったとしても
約10年ぐらい前に普及し始めたので
それより前のお家はどうなんだという話にもなりますし。
一番重要なのは2階の壁や柱の下に
出来るだけ1階の壁や柱も来るようにするなどの
構造をシンプルにまとめる方が大切ですけど
お客様にお話をしても
南海トラフ地震が予想されてる今
構造だけはケチらないと付けられていて
制震ダンパーを付けられる方がほとんどです。
確かに大地震が起きた後に
建物が少し傷ついてしまった時も
補修が出来る業者さんもパンクを
していることが多いと聞きますので
そもそも傷つきづらくするために
導入をするのは将来の防衛のために
一定の意味はあるのかなと感じます。
昔から大地震がある度に
倒壊した建物の分析が入り
建物の構造の基準が改正されています。
熊本地震の様に震度7が2回発生し
現行の基準だと耐震等級3で
十分に耐えれると考えています。
また土地探しをする際は
土砂崩れや津波とかが予想できる
山の近くや海岸沿いエリア等を
避けると更に安全にはなりますね。
では、また(^^)/