長期優良住宅って何?メリットとデメリット
家づくりでよく耳にするワード、長期優良住宅。
聞いたことはあるけどどんな住宅なのかよく分からないという方も多いはず。
アイホームの家はすべてが長期優良住宅仕様。
昨年アイホームで建てた我が家も、もちろん長期優良住宅の認定を受けています!
この記事では、愛媛県松山市で注文住宅を手掛けるアイホームが、長期優良住宅の概要やメリット・デメリットをご紹介します。
松山市・伊予市・東温市・松前町・砥部町で新築を考えられている方はもちろん、これから家づくりを検討されている方はぜひ参考にしてください。
長期優良住宅は、長く快適に住み続けられる構造や設備を有した住宅のこと。
国が定めた基準を満たすことで、長期優良住宅の認定を受けることができます。
これまでの日本の住宅は短期間での建て替えを前提としたものがほとんどで、木造住宅の場合約30年程度が目安とされていました。
長期優良住宅は適切なメンテナンスやリフォームを行うことで、約100年もの長い間住み続けられるといわれています。
近年では、新築住宅の約1/4が長期優良住宅の認定を取得しています。
【一戸建て住宅における長期優良住宅の認定項目は7つ】
劣化対策 | 数世代にわたり住宅の構造躯体が使用できること。 |
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耐震性 | 極めて稀に発生する地震に対し、継続利用のための改修の容易化を図るため、損傷のレベルの低減を図ること。 |
維持管理・更新の容易性 | 構造躯体に比べて耐用年数が短い設備配管について、維持管理(点検・清掃・補修・更新)を容易に行うために必要な措置が講じられていること。 |
省エネルギー性 | 必要な断熱性能等の省エネルギー性能が確保されていること。 |
居住環境 | 良好な景観の形成その他の地域における居住環境の維持及び向上に配慮されたものであること。 |
住戸面積 | 良好な居住水準を確保するために必要な規模を有すること。 |
維持保全計画 | 建築時から将来を見据えて、定期的な点検・補修等に関する計画が策定されていること。 |
簡単に言うと「長持ちするために必要な要素を兼ね備えた家」であることが上記の項目別に基準が定められています。
【長期優良住宅の認定は、工事着工前の申請が必要】
建築主である施主が申請することもできますが、一般的には建築会社が申請を行います。
長期優良住宅の認定を受けるためには間取りのほかに、窓ガラスなど設備仕様なども関係してきます。
申請に必要な書類も多岐にわたり、また漏れなどがあれば申請が下りるまでに時間がかかることもあります。
普段から長期優良住宅の申請に慣れている建築会社を選んでおけば、スムーズに進めることができますよ。
長期優良住宅の認定を受けることで、金銭面でさまざまなメリットがあります。
【所得税(住宅ローン控除限度額の引き上げ)】
控除対象借入限度額が、一般住宅では4,000万円に対し、長期優良住宅では5,000万円に引き上げられます。
※2021年12月31日までに入居した場合に適用
【登録免許税の引き下げ】
住宅を取得した際の所有権保存登記に必要な登録免許税が、一般住宅では0.15%に対し、長期優良住宅では0.1%に引き下げられます。
※2022年3月31日までに取得した場合に適用
【不動産取得税控除額の引き上げ】
新築住宅を取得した際の不動産取得税の課税標準からの控除額が、一般住宅では1,200万円に対し、長期優良住宅では1,300万円に増額されます。
※2022年3月31日までに新築した場合に適用
【固定資産税の軽減措置適用期間の延長】
固定資産税の軽減が適用される期間が、一戸建ての一般住宅では3年間に対し、長期優良住宅では5年間に延長されます。
※2022年3月31日までに新築した場合に適用
【住宅ローン(フラット35)の金利引き下げ】
住宅ローンの一つにフラット35がありますが、長期優良住宅の場合は当初10年間の金利を0.25%引き下げた「フラット35S」を利用できます。
【地震保険料の割引】
新築住宅を取得した際、長期優良住宅であれば地震保険料が割引となります。
耐震等級2であれば30%オフに、耐震等級3であれば50%オフと、大幅に保険料をカットすることができます。
【地域型住宅グリーン化事業】
長期優良住宅で、なおかつ所定の条件を満たす場合、最大110万円の補助金を受けることができます。
条件には、国土交通省が選定した中小工務店で建設することなどがあります。
上記で紹介したように、多くのメリットを受けられる長期優良住宅ですが、一方でデメリットもあります。
【申請費用が掛かる】
長期優良住宅を申請する際には、申請手数料が必要となります。
我が家の場合、長期優良住宅の申請費用として25万円分が資金計画に入っていました。
初めから予算に入っていたので、無理なく考えることができましたよ。
【建築コストが割高になりやすい】
長期優良住宅は高品質の家。つまり、耐震性や断熱性などの家の性能に係わる材料のコストが高くなりがちです。
しかしその反面、長く安心して快適に住める家になります。
地震大国である日本では、今後南海トラフ地震などの巨大地震が起こることが想定されます。
耐震性が高い家は命を守ってくれる大切な要素となります。
【定期メンテナンスが必要】
長期優良住宅で欠かせないのが、定期的なメンテナンスと、メンテナンス履歴の保存です。
建築前の申請時に「維持保全計画」を提出し、それに従って点検と補修を行う必要があります。
まとめ
長期優良住宅は、快適に長く住める性能を保持した高品質の家。
国の認定を受ければ、様々な優遇が受けられ、デメリット以上の価値があると思います。
長期優良住宅を標準としている建築会社であれば、対応もスムーズです。
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