間取りを考えるときは家事動線を意識しよう！暮らしを楽にするコツ

家づくりにおいて大切なのが間取り。
間取りの考え方の軸に「家事動線」を意識している方も多いと思います。
これまで住んできた家で感じていた「不便」を解消してあげるだけで、住み心地のいい家になりますよ。

この記事では、愛媛県松山市で注文住宅を手掛けるアイホームスタッフが、暮らしやすい間取りの考え方をご紹介します。
松山市・伊予市・東温市・松前町・砥部町で新築を考えられている方はぜひ参考にしてください。

毎日の生活パターンから家事動線を考える

家事動線を意識するのって、家づくりを始めるタイミングというのが初めてな方も多いかもしれませんね。
生まれ育った実家や賃貸住宅などは、すでに間取りが決まっているので、動線を意識することなく生活していると思います。

朝起きてから夜寝るまで、どのように動いてどのように家事をしているでしょうか。
起きると真っ先に着替えを済ませて、顔を洗って、朝食の準備をして…というなら寝室にクローゼットがあると便利ですよね。
また、帰宅したら部屋着にすぐ着替えたい、というならクローゼットがリビングの近くにあると動きがスムーズです。
そうなると、リビング、寝室、クローゼットなどは1つの階にまとめようか…という風になるかと思います。

では、家事はどうでしょうか。
数ある家事の中でも、一番工程が多くて時間がかかるのは、洗濯だと私は思っています。
洗濯機を回して、干して、乾いたら取り込んで、畳んで、収納する。結構大変ですよね。
例えば、1階に洗濯機を置いていて、2階に洗濯物を干すスペースがあるなら、濡れた洗濯物を持って移動しなければなりません。
実家の時も、賃貸暮らしの時も、洗濯機と物干しスペースの距離が離れていたので、不便だなぁとずっと思っていました。

せっかくの注文住宅、間取りを自由に設計できるのであれば、使いやすいお家にしたいですよね。
使いやすい間取りを考えるといっても、そんなに難しいことはありません。
間取りの要望を出すときに、今までに感じていたちょっとした不便なことをお聞かせください。

私も自分の家づくりのときには、それはそれはたくさんの要望を出しました…（笑）
でも、おかげさまで家事がものすごく楽なマイホームが手に入りましたよ！

我が家のお気に入り家事動線は二つ！

我が家の家事動線でまず気に入っているのは、洗濯動線です。
今まで暮らしてきた家で一番の不満だったのが、洗濯です。
洗濯機から物干しスペースまでが遠い、畳んだ衣類はそれぞれ個人の部屋に収納する。
とにかく動線が複雑でした。

そこで、洗濯機を置いている脱衣所に室内干しスペースをつけました。
洗濯物を干すときには、洗濯機から直接取り出して室内干しスペースでハンガーなどにつるします。
脱衣所内だけではスペースが足りないときは、すぐ近くの和室に干します。（我が家ではもっぱら室内干しです）
外干しがしたいときには、和室の掃き出し窓を開ければ物干しスペースになっています。
乾いた後は、脱衣所の隣につくったファミリークローゼットにハンガーのままかけて収納。
これで洗濯は終わりです。洗濯物を外に干さない、畳まない生活に変えてから、洗濯がすごく楽になりました。

もう一つはパントリーの位置。
玄関を開けてすぐのところにパントリーを設置したので、買い物から帰ってすぐに食品などをしまえます。
さらに、パントリーを抜ければすぐキッチンなので、冷蔵庫も近いです。
コンロから1歩でパントリーに行けるので、使いかけの乾物なども置いてスムーズに料理を進められます。

使いやすい間取りは生活のストレスも少ない

間取りプランが提示されたら、朝起きてから夜寝るまでの生活パターンをシミュレーションしてみてください。
仕事のある日や、休日の場合など、条件を変えて考えてみるのがおすすめです。

また、間取りが決まった後の電気配線の図面でも、同じように家の中でどういう風に動くか考えながら確認しましょう。
このタイミングで照明のスイッチを押したいから、ここにスイッチが欲しい。
この家電はここに置きたいから、コンセントを作りたい。
こんな要望もイメージしやすくなりますよ。

実際の暮らしは、住み始めてからでないとわからないことも多いです。
でも、大まかな生活パターンを図面上に落とし込んで考えてみることで、ある程度の不便は解消できます。

せっかくの注文住宅を建てるなら、たくさんの人が使いやすい間取りよりも、自分たち家族が使いやすい間取りにしたいですよね。
そのためには、今の暮らしで気に入っているところと、不便に感じているところなど、たくさんのお話を聞かせてください。
そこから要望をくみ取って、あなただけのオリジナルのプランをご提案させていただきます！